誰でもわかるマーケティングの基礎本
私がこの本に出会ったのは、今働いている会社の社長にすすめられて、、、、
という何とも単純なきっかけでした。
「新人OLがつぶれかけの会社をまかされる???」
「マーケティング???」
そう思って、いまいちピントこない方も多いのではないでしょうか。
そう。私もそう思っていた一人でした。
ですが!!!
そんな、全くと言っていい程知識もなく、なんといっても子育ての合間に読み終えて
こうして感想を述べられるまでに主婦の私が把握できるのですから
「分かりやすい」、「読みやすい」は言うまでもありませんね。
この書籍は、初心者や何も知識がない人が読んでも「超わかりやすいマーケティングの基礎」
が学べる一冊なのです。
ちなみに私は、細々と読みながらたった2日間で読み終えることができました。
たった5つの最重要理論と2つのキーワード
この本の最低限知っておくべき「重要な理論」はたった5つでけです。
1 ベネフィット ≪お客様にとっての「価値」≫
2 セグメンテーションととターゲティング ≪お客様を「価値でくくる」≫
3 強み・差別化 ≪競合との「価値の差」≫
4 4P ≪「価値」を実践し、対価を受け取る、売り物・売り方・売り場・売り値≫
5 想い ≪提供する価値を通じて、世の中にどう役に立ちたいのか≫
この中でもベネフィット≪お客様にとっての価値≫が最も重要なキーワードです。
私もやはり、そのベネフィットとターゲティングについて一番「なるほど!」と関心させられたので少し触れたいと思います。
買い物に行く時、何を買っていますか
・新しい洋服がほしい
・今晩の夕飯の食材
・洗剤がなくなった
上記のような時に、もちろん目的の物を買いに行きますよね。
もし自分が果物屋さんだとすると、売っているのは「果物」です。
では、お客様は何を買いにきていると思いますか?
もちろん果物でしょ!と言いたいところですが、そこがベネフィットなのです!
ここでは、お客様がお金を払って買っているのは、果物がもたらす「何かいいこと」です。
たとえば、「料理しないで食べられて、しかもヘルシーな朝食」や「夕食の後の、さっぱりとしたデザート」
などです。実はこれが果物屋が本当に売っているものなのです。
私はこれを読んで、すぐに頭に色々と思いつきました。
「寒くなってきたから、暖かい防寒用品がほしい」
「たまには家じゃなく、外で気兼ねなく食事がしたい」
「風邪をひいたので、体力のつくものを食べたい」
なるほど!こんな事を思いながら買い物をしている事がほとんどで、その物が欲しいのではない!
それが≪お客様にとっての価値≫ベネフィットなんですね。
「20代女性のニーズ」なんて存在しない
「セグメンテーション」と「ターゲット」はお客様を求める価値によって分ける事です。
代表的なのは、性別・年齢・居住地域などで分ける方法です。
そこで普段よく耳にするのが「20代女性をターゲットに」や「40代男性を狙って」などです。
でもちょっと待ってください。
20代女性って20歳の遊びまわる大学生、23歳の新人OL、29歳の子供がいる専業主婦など
全て含まれるのです。その方達がみんな同じニーズなわけがありません。
もう目からウロコでした。
今まで「20代女性」と聞くと、みんな同じ女性!って捉え方で見てました。
よく考えればわかるような事ですが、そんなわけがないのです。
自身、20代といえば目まぐるしく、ファッションも食好みも生活環境も変わっていました。
逆に言えば、それをひとくくりにされてはなんの価値もありませんね。
もとめる価値・使い方でくくる、それが「セグメンテーション」と「ターゲット」なんです。
マーケティング初心者にオススメな理由
この書籍の強みはなんといっても
ロングセラー「ドリルを売るには穴を売れ!」の新装バージョンアップ版
だという事。
バージョンアップされた内容
・実際に使いやすい『実戦性』が高い
・専門用語が少なく、わかりやすい言葉で書かれている
・ドラマ仕立てで章の合間に解説がある
堅苦しいマーケティングのイメージを取り払って、楽しいマーケティングを目指した物語です。
だから、分かりやすく読みやすい、初心者の方にはピッタリのマーケティング入門書なんです。
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