ピアノ教室の生徒募集で大切な親御さんとの立場関係

医者のようにピアノ講師がなることが理想 体験レッスン成功術

医者のようにピアノ講師がなることが理想

ポジションがあなたの収入を左右する

「何を売るにしても、ポジションを確立することが必要だ。ポジションがあなたの収入を左右する。」
マーケティング業界では世界的に有名なダン・ケネディの言葉です。
この言葉は、ピアノ教室の先生にも当てはまります。誰に対してポジションを作る必要があるかというと、それはホームページやチラシを見ているお母さん達です。

あなたは、このような悩みがありませんか?

  • 悩み1 ピアノ教室にたくさんの生徒さんに通ってほしいけど、なかなか問い合わせが来ない・・・
  • 悩み2 月謝が安くて、もっと高く月謝を上げたいけれど、問い合わせが減りそうで安いままの月謝にしている。
  • 悩み3 生徒のお母さんから、無理難題の相談などを引き受けてしまっている。結果、たくさんの時間を使っても特に収入が増えるわけではない。
  • 悩み4 お母さん達の要望に振り回されるわりには、長く通ってくれるわけではなく、常に新しい生徒さんに通ってほしいと願っている

このような悩みに当てはまるものはありましたか?もし1つでも当てはまっているのであれば、これから伝える方法で解決することができます。

ポジションとは?

もし仮に2人のピアノ講師がいて、ピアノを教える技術は同じ、知識も同じ、でもこのポジションという考え方を知っているか知らないかで、生徒さんの数は10倍以上に、また継続率もアップします。
ポジションとは、何でしょうか?それは、あなたのステータス・権威性、信頼性です。
もっとわかりやすく説明すると、あなたと生徒さんのお母さん達との立場関係だと考えてみてください。
例えば、ホームページを見て、「この先生一生懸命でいい先生そうね」と感じてもらえたら、それは信頼性になり、あなたのポジションが上だということになります。
例えば、体験レッスンに来た時に、「この人の言うことは信じられる」と思ってもらえたら、それはあなたのポジションが上だということになります。
逆にあなたが、体験レッスンのときに、生徒のお母さんが素直に話して聞いてくれているとしたら、それはあなたのポジションが上だということです。

ポジションが上になれば、「この人はすごい人だ」「この人の言うことは信頼できる」と感じるようになります。心理学的にも証明されていることですが、人はポジションが高い人の言うことを信じる傾向があるのです。悲しい真実ですが、人は比較をして物事の価値を認識しています。これはピアノ教室を選ぶときでも同じです。あなたのピアノ教室がいい教室なのかどうか?それは他との比較によって、決められているのです。

このポジションを理解して、コントロールできるようになると、無理に入会してもらおうとしなくても生徒が集まります。月謝の価格を上げても、生徒は集まります。無理難題の相談も来なくなりますし、トラブルがなくなるので継続率も上がります。

まず、やってはいけないことをお伝えします。それは、「自分のことを必死に売り込むこと」。
「自分はこれもできます。こんなこともできます!」
このように自分にできることを体験レッスンに来たお母さん達にずっとしゃべりまくると、まず、立場関係を築くことはできません。常に頑張って自分のことを売り込んでいるようなものですよね。しゃべりすぎで体験に来たお母さんも引いてしまいます。

まずは、聞くこと。

まず、相手と話すときは常に「この人が抱えている問題は何か?」だけを考え、その人の問題を見つける事だけに集中します。医者を思い浮かべてください。お医者さんは、どんな症状があるのか?体のどこが痛むのか?を質問しますよね。診断をするということです。その上で処方箋や薬を出しますよね。

ピアノ講師も同じで、まず体験レッスンで始めてお話をするときには、お子さんの性格やお母さんの持っている悩みなどをたくさん聞くのです。そして、その解決方法をお伝えします。ここが重要です。

医者は薬を売っているわけではないですよね。解決策として薬と処方箋を提案しているのです。

よってあなたは、「ピアノが教えられます!」「声楽も教えられます!」など商品を売り込んではいけません。まずはたくさん話を聞いて、その後で「◯◯になってほしいのですね。ピアノは集中力もつくし、特技を持つと◯◯ちゃんの自信にもなるので、ピアノを習うことはすごくいいことだと思います。」と提案すればいいのです。

「ステータス・権威性・信頼性」

この「診断」→「処方箋」という流れを作ることで、医者と患者のような関係になるのです。これが「ステータス・権威性・信頼性」であり、ポジションということになります。

相手に状況を詳しく話してもらい、問題を見つける。その問題に対して、的確なアドバイスをする。たったこれだけです。

他にも「ステータス・権威性・信頼性」を上げる方法はあります。過去のコンクールの入賞経験は、1つのステータスですよね。他にも生徒さんの声も信頼性の1つです。ブログで1つずつ、お母さん達が抱えている悩みを自分の経験を交えながら、記事として伝えていく方法もあります。
情報発信していく上でも意識することは、「ステータス・権威性・信頼性」。このことを意識するだけで、良い立場関係を作ることができ、楽しくピアノ教室運営ができるようになるでしょう。

コメント

  1. 萬野多佳子 より:

    生徒やそのご両親とのコミュニケーション術を高めたいです。

    • wpmaster より:

      ストレスなく楽しく教室運営していくには、コミュニケーション力は大切ですね。この記事が役立ちましたら幸いです。